遺品整理にかかる費用の目安

安い見積りを出す業者は、追加料金を請求することがあると聞きましたが、本当ですか?

「いったい幾らかかるのだろう?」
遺品整理を依頼するにあたっては、最初に料金と費用のことが気になると思います。殆どの方は複数の業者から見積をとって、一番安いところにお願いしようと思うわけですが、注意していただきたいことがあります。

それは、安い見積を出して後から追加費用を請求する業者が、少なからずいるということです。
見積提出の段階では安い金額を提示しますが、当日になって予期せぬ作業が発生したことを理由に、費用を上乗せします。

これは故意に追加料金を請求するというより、経験不足から作業内容を誤って見積もる場合に多いようです。
一例を挙げると、処分場に廃棄する量を少なく見てしまって、実際にかかった処分料金が追加発生する場合などです。

また見積が安かったので依頼したけれど、実際の作業が荒っぽく、時間に追われるように帰って行ったという話も珍しくありません。

遺品整理の価格は、どのように決まるのでしょうか?

このような価格でのトラブルを避けるには、料金と費用の算出方法を理解し、どのような場合に追加料金が発生するのかを知っておいて下さい。

まず遺品整理の費用で一番大きな影響を与えるのは、積み込みにかかる時間です。

この積み込みにかかる時間は、遺品整理の現場状況で大きく変わります。
まずは遺品整理の現場がどのような状況になっているかを思い浮かべてください。

積み込み時間を左右するポイント1 トラックを駐車する場所が確保できるかどうか?

駐車場所が確保できるかどうかは、とても大切なポイントです。
ご自宅の前に、長ければ半日以上トラックが止まることになります。もし一般道に駐車せざるを得ず、トラックが近隣の車の通行を妨げるときには、その都度トラックを動かさなければなりません。

そうすると作業が中断され、時間が長くなってしまいます。
このような状況を避けるために、トラックを離れた場合に止めると、今度は一つ一つの荷物を運ぶ距離が長くなり、作業時間が大きく増えてしまいます。

トラックの駐車場所が確保できるかどうか、そしてご自宅から駐車場所までの距離がどれくらいになるか、まずはこのポイントを考えて下さい。
業者によっては、作業時間を短縮するため、クルマを強引に近い場所に止めようとします。そこで、ご近所の方とのトラブルになることがとても多いのです。

積み込み時間を左右するポイント2 一戸建ての場合、お部屋が1階か、2階か?

2階からの家具の運び出しの際には階段を通ることとなりますが、一戸建ての階段の多くは、らせん階段(昇り降りの際に右左どちらかに曲がっている)のため、2階より箪笥を降ろすときに階段を通らないケースがよくあります。
この場合には箪笥を部屋の中で小さくするか、箪笥を吊り降ろす作業となります。

積み込み時間を左右するポイント3 公団・マンションの場合、何階でエレベーターがあるか?

エレベーターがない公団の1階と5階では、作業時間が大きく異なります。
また階段から玄関までの距離によって、作業時間は変わります。
またエレベーターがあっても世帯数に比べてエレベーターが少ない場合、作業時間が増えることがあります。箪笥などの大きな荷物を動かしているときに、エレベーターを利用する方と重なってしまうと、住民の方を優先するためです。やむなくエレベーターの利用をあきらめ、外階段を利用するときもあります。

遺品整理特有の、積み込み時間を増やす点とは?

分りやすくご説明するために、引越しに例えて説明しましたが、遺品整理は引越しとは決定的に違う部分があります。
それは、ご依頼者が荷物の明細をご存じないということです。

引越しは持ち主の方が、ご自身の荷物を整理するわけで、中味は全て分っています。ところが遺品整理は違います。押入れや箪笥に何が入っているかは、当日出してみないと遺族の方には分りません。

そのため、当日に依頼内容が変わることが珍しくありません。
具体的に申し上げると、「やはり古いアルバムや写真が出てきた場合には保管しておいて欲しい」「確か以前に使っていた預金通帳があると思うので当日出てきたら保管して欲しい」「友人からの葉書きが出てきたら、相手に知らせたいので声をかけて欲しい」等です。

このように遺品整理は力仕事をする一方で、きめ細かな作業が必要になります。事前に決めた作業だけで、済むことはありません。言い換えると状況に適切に対応できるよう、作業時間を正確に見積もる必要があるということです。

安い見積は作業時間をギリギリで見積もるので、細かなご要望に対応する時間がなくなってしまいます。時間に追われて作業を終わらすことだけを優先し、結果としてご遺族の思いを踏みにじることになりかねません。
現実には、遺品整理は引越しの搬出作業よりも、はるかに時間がかかるものです。

遺品整理の費用を決める、もう一つのポイントとは・・・?

もう一つ、遺品整理が引越しと違う点があります。
それは処分場です。引越しは移転先に荷物を運びますが、遺品整理は処分場に運ばれます。

業者が利用する民間の処分場には、料金体系に大きな幅があります。
市町村の廃棄物では燃える、燃えないが一般的ですが、民間処分場は不用品の再生を強く意識するため、紙・鉄・割れ物・プラステック・木材等、細かく分別しなければ持ち込めないケースが多いです。細かい仕分けが必要になるため、遺品整理の現場で細かく仕分けをするケースもあります。

適正処理場を使うメリットは、不法投棄されることは100%ありえないということです。葉書や封書など住所が記載された遺品が多くあるため、適正処理場を使わなければなりません。ただし、適正処理場の費用は割高になるため、結果として見積金額も割高になることがあります。

どの処理場が適切かは、地元に根ざした業者が多くの情報を持っており、安心して任せることができます。

一般的な価格の目安とは・・・?

以上、注意してほしいポイントをお伝えしましたので、最後に一般的な価格の目安を知っておいて下さい。

部屋タイプ 作業要員 料 金
2 DK 3名 140,000円より
3LDK 5名 240,000円より

 

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