
遺品整理業者トラブル、注意点
知らないと損する、遺品整理業者の見分け方
(公開日:2016年5月19日)最新更新日:2023年1月24日
遺品整理業者が下見に来たときに、トラブルから身を守る方法
「遺品整理の専門家に実家を任せることを考えていますか?」トラブルから身を守る方法を見つけ、潜在的な問題を回避してお金を最大限に活用してください。
ここでは、遺品整理業者が下見に来た際の注意点、「現場で時間をかけて行う業者の特徴」についてもご説明します。
遺品整理業者トラブルを避けるには?
「ホームページに掲載されていた内容を見て、業者を呼んだところ見積りに来た人の雰囲気があまり良くなかった。」「どういった点に注意したらいいのか?」よくご質問がありますので、業者トラブルを含め注意点をご説明します。
遺品整理業者トラブル。親の遺品を業者にごみのように扱って欲しくないです。依頼するときの注意点は何ですか?
遺品整理業者選びの注意点は、来た業者に、遺品に対しての想いを伝えてください。また気になっていることがあれば、すこしでも業者に話してみてください。
遺族の思いを伝えるのは、遺品整理が人の想いを扱う性格上、大変重要なことです。
遺族の思いを汲むことができる業者であれば、丁寧に話を聞いてくれるはずです。逆に、生返事を返したり、軽い返事をするようであれば、作業日にトラブルになるケースがありますので避けたほうが無難です。
理由は、そういった業者は遺品を扱うというよりも、不用品の処分と考えている可能性があるからです。
また、会社によっては担当者が1日に何件も遺品整理の現場を廻るところもあります。こういった業者や安い見積りを競い合う業者は、作業スピードを優先し粗雑な扱いをする可能性があります。打合せの時に依頼していた残したい遺品、形見などを誤って捨ててしまうトラブルも散見されます。そのため、現地で時間をかけて行う業者を選んだ方が、1つ1つ丁寧に進めていくので間違いはありません。
▼知らないと損する、遺品整理業者トラブル、注意点
下見の際に遺品整理の希望日を伝えましたが、その場では直ぐに作業日を決められないとのことでした。こういうものなのでしょうか?
下見の際に、作業日を決められない業者には、幾つかの注意点があります。
1.見積りを出して受注する会社と、実際に作業をする会社が違う場合です。
このような場合には、実際に作業する人と下見のときの人が異なることになりますので、下見の際に伝えた希望事項が伝わらないとトラブルになることがあります。
2.その会社の営業方針が作業スピードを優先し、1日あたりの件数を多く取り込もうとしている場合です。まずは注文として確定させて、後で移動効率を考えて、日取りを決めていく場合が考えられます。
3.業者によって違いはありますが、見積りを提示した後に、お客様より依頼があれば、通常はその場で作業日を打合せをします。
作業日の時間指定は出来ますか?
業者によって異なります。1日1件の業者ならば問題ありませんが、1日に複数の現場を回っている業者の場合は難しいです。
遺品整理はご遺族からの急なお願いが多いため、前の作業が予定時間をオーバーすることが珍しくありません。そのため2件目のお客さんに時間指定すると、予想以上に到着時間が遅れて、トラブルになることが多いからです。
また、作業の前日にトラックや人員の手配を行う業者もあり、こういった場合には、作業時刻を作業日の前日の夕方に連絡せざるを得ません。朝一番の作業をご希望されても、対応するのが難しいこともあります。
処分することの出来ない遺品はあるのでしょうか?
いくつかご留意いただきたい品目があります。
その一つが医療系廃棄物の注射針です。注射針は医療機関で取り扱い規定が定められているため、一般では処分することが出来ません。この場合には注射針は最寄の医療機関にご相談下さい。
業者が下見に来たときの注意点はありますか?
経験のある業者は、色々なことを知っていますので、次のようなことを聞いてみてください。
賃貸物件で、退去の清掃が必要なのかどうか?
壁紙、畳などの現状回復はどこまでが必要なのか?
公団入居時に備えつけの備品であるため、廃棄できない物はあるのか?
これらの質問に対する答え方を注意して聞くと、その業者の経験度が分ります。
その一方で、業者によっては退去後のクリーニングやリフォーム等を、くどく提案する業者もいますので、その際には必ずしなければならない義務なのか、それとも推奨なのかを必ず確認するようにしてください。
ある業者は2時間、別の業者は4時間といわれました。業者によって所要時間が大きく異なりますが、何か理由があるのでしょうか?
業者によってこれだけ違いがあるのは、次の様な遺品整理に対する考え方の違いから発生します。
短時間で処理する業者を呼ぶ、デメリットは個々の遺品について配慮するより、トラックに積み込むことを優先します。限られた時間で、多くの遺品整理場所を回るので、急がざるを得ません。
一方で、時間をかける業者のメリットは、一つ一つを丁寧に扱います。これは、遺族の方が遺品整理中に、探して欲しいといわれることが多いからです。そのため、作業効率を優先する業者を選ぶと、親の遺品を勝手に捨てられるようなトラブルになることがあるので、ご注意ください。
▼素早く終える業者が良いとは言えない理由
